こんばんは！

やっぱりナルルは一日が長い…！！ので、中々進みませんね。
しかもリアル事情により、アキト日記は２月はこれで最後になりそうです。

[4回]

さて、前回のジャンルイジくんとロールちゃんですが…







































仲良くしている２人の姿を見てはイライラするアキト。
（ちなみにイラストの右端っこにいるのがジャンルイジくんとロールちゃん）
奪われて初めて分かった恋心。



「ロール…」


ジャンルイジが浮気でもしようものなら奪うつもりでいたんですが、そんな期待とは裏腹に２人は順調に愛を育んで行きます。
とうとうここまで来てしまいました。
結婚まで時間の問題です。



「ぐす…うぅ…。
　俺が同級生だったら…もっと良い男だったらロールは待ってくれたのかな」

風の噂で、どこかの国では「バフカ乗り」と言うものが代々受け継がれているらしいと聞きました。
神獣の背に乗る。その姿は神秘的でとても勇ましく、そして美しいと…。
アキトもそうなれるのか、試してみます。

 

が、当然のごとく上手く乗れません。
乗れないどころか毛に埋まってしまいました。



「はぁ…どうやったら良い男になれるんだ？」


そんな事を考えていると父が家から出てきてうろうろしはじめます。
















「父ちゃ。何してるの？」



「子どもの面倒でも見ようかなと思ってね。元気かい？アキトくん」


凹んでいる子どもの様子を察してきてくれたのでしょうか。
何やら良くわからない感情がアキトを襲います。



「うぅ…父ちゃ～！！」



「よしよし」


思い返せば。
このファーガスお父さんはとても家庭的です。
お弁当を作ったり













おもちゃを買ってきたり













リッカがファーガスさんと出会った頃は彼はノームスティルグ員をしていました。
２人が付き合い始めた頃、彼にはリッカの他に恋人がいましたが結婚後一回の不倫で関係を切ります。
その後すぐにティルグ員を辞めてからは家庭につくしはじめます。
毎日のようにリッカとデートや子作り会話。




















































それはPC権を移した今でも同じ…



「父ちゃ！俺！父ちゃみたいな男になりたい！！」



「え？」


「父ちゃみたいになって、母ちゃになる人と仲良しになって…
　…でも、駄目なんだ。どうしたら良いのか分からないんだ。
　目の前も霞んでよく見えないんだ。父ちゃ、俺はどうしたらいいの？」



「あはは」


ファーガスお父さんは笑います。



「前が見えないならこれをかけてごらん」



「メガネ？…そうじゃなくって！父ちゃ、俺は…」



「アキトくんは兄弟のなかで、僕に一番似ているから、きっと似合うよ」


ファーガスお父さんと同じメガネ。
髪の毛の色、肌の色は違います。でもアキトが成長したら、きっと彼にそっくりになるでしょう。

















「…似合うかな」


ファーガスお父さんの「誠実そのもの」の性格には程遠い「元気先行」と言う性格のアキトですが
きっと、きっと父のようになれる日が来る…と、良いな！