何度も構想があって、途中まで書いては消して、消して。やり直して。
どんな形で伝えようか悩んで気がつけばもう一年半以上経ってしまいました。

決まった形はとてもシンプルに。（自分の中では！）

シュンタの気持ちをそのまま伝えたいと思います。


ハナヤカさん。


僕の手をとってくれて、ありがとう。

[6回]

君と約束したタイピン。
これを結婚式に間に合うようにって作ったのにさ。

”これじゃない。こういうの”

僕が作ったものは何だか違うものだったみたいで、プロポーズも締まらなかったね。ごめん。



ああ、でも君はそうやって笑ってくれる。
こんな僕でも怒りながら、受け入れてくれる。

ありがとう。

君が来てからの３年間、結婚が決まってからの１年半。長いなぁと思ったけどあっという間だったね。

ギュスターヴ
ミムン
ローリ

最初、君から複数の男の子の名前が挙がった時はどうしようかと思ったけど、君はその中から「シュンタ」を選んでくれた。



幼い頃の僕らは、一緒に過ごせなかったから話したかった事も、遊びたかった事も、何も出来なかったけれどそれでも何故か僕は君から沢山の物をもらったような気分でいた。

僕は君に何が返せるかな。

僕はアキトお父さんみたいに強くないし、カロヤカお父さんのような温かくて深みのある人じゃない。

”バカね”

こんな話をするとそう言われそうだけど、一時は本当にこれでも悩んだんだよ。

それも心配いらないって君が一蹴してくれたんだけど。

ああ僕は本当に君に助けられているんだね。



見て、ハナヤカさん。



僕達を皆が祝福してくれてるよ。


（原画をはとさんからお借りしました）

ありがとう、皆。
 
（その原画をれんずが色を塗らせて頂きました。
　快く了承くださったはとさん、ありがとうございます！）